Rose branches

□Rose branches -01
2ページ/3ページ


 浮気をする、ということへの抵抗と、ロナルドに裸を見られることへの羞恥。逃げ出してしまいたかった。だが、この機会をフイにすれば、もう二度とこんなことはないかもしれない。

 ウィリアムは確かに、性的な意味で欲求不満だった。妄想の中では、恋人のみならず後輩のエリックやロナルドに犯されたこともあった。二人、三人の相手をしてもまだ足りなかった。

「したいんでしょ?」
「うっ…」

 ウィリアムの股間を力強く掴み上げる。そこはロナルドの想像以上に固く勃ち上がっていた。

「こんなになってるのに、素直じゃないなんて…」

 力を込められ、立っていられないほどの快感が沸き上がってくる。ウィリアムは壁にもたれて、ガクガクと膝を揺らしながら自分の身体を支えた。

「なんなら盛り上げるためにイメージプレイでもいいっスよ。俺がアイドルで、先輩がマネージャー」
「何です…っ、そんな…」

 ロナルドは手を離し、ネクタイを緩めると、いきなり先程まで掴んでいた場所に膝を押し付けた。

「あ〜あ、マネージャーが番組のスケジュール詰めるから、今日も疲れたな〜」
「ひっ…!」
「でも仕事は真面目にやらないと、ですよね〜?ってコトで、俺のコレ、もちろん抜いてもらえますよね?体調管理はジャーマネの仕事ですから」

 ロナルドはジッパーを下ろすと、へなへなと座り込んだウィリアムの眼前にそれを突き付けた。

「あっ…」

 もう、逃げられなかった。
 ウィリアムは手を伸ばして、自分のものよりも更に上を向いているそれに触れようとした。

「あ、手は使っちゃダメですよ、マネージャー」
「…っ…」

 くわえようとするが、ロナルドは唇が触れる寸前で左右に逃げ、ウィリアムに追いかけさせた。

「あはっ、早くして下さいよ」

 何度か追いかけっこを繰り返した後、ロナルドはウィリアムの頭を掴んで自分の腰に引き寄せた。

「むぐっ…」

 口いっぱいに雄の味が広がる。必死に息を吸い込みながら、舌で丹念にそれを愛撫する。

「まどろっこしいな…もっとこうするんですよ、マネージャー」

 ロナルドはそう言って、ウィリアムの頭を前後に揺さぶった。喉の奥に亀頭がめり込み、食道を圧迫する。

「ぐっ…ぇっ……んぶっ…」
「はぁ…っ、なかなかイイっスよ、マネージャー」
「ん…ぐっ…ンンッ…」
「すげえ音…そんなに涎流すほど、感じてるんですか?」

 激しい摩擦のために唇の感覚が薄れる。ウィリアムは、自分の口腔が性器と化してゆくのを感じた。

「んじゃ、イきますよ。即尺イラマチオ顔面ぶっかけ!

眼鏡をかけたままの顔に苦い精液が撒き散らされる。ウィリアムは激しく呼吸しながら、頬についた粘液を指ですくって口に入れた。

「ん…」

 もう一度ロナルドのものに唇を当て、中から精液を吸い出そうとする。何故そんなことを自分からしようという気になったのか。後輩であるということを忘れて、イメージの世界にとらわれてしまったのか。

「ふ…じゃあマネージャー、俺の身体洗ってくれます?」
「は、はい」

 浴室に入り、かいがいしくロナルドの背中を流す。と、ロナルドはウィリアムに腰を突き出させ、シャワーを奪って後方にあてがった。

「ひぁっ…」
「ふうん…、やっぱり感度いいんですね…てか今の声サイコーですよ」

 指の腹でそこをなぞると、ウィリアム自身の亀頭がびくんと跳ね上がった。

「…カヌレ。知ってますか?」
「な、何…」
「はやりのスウィーツっスよ。周りは固いのに、中はふわふわ。先輩みたいですよね、おカタい顔してるのに」
 そう言って、指を奥へと突き立てた。
「あっ…!」
「実はこんなに淫らで、ぐちゅぐちゅで」

 中で指を曲げ、何度もピストンさせて反応を楽しむ。ウィリアム自身の先端からははっきりそれとわかるほど、透明な液が溢れ出していた。

「…抱いて欲しいですか?」
「…っ」
「どうなんです、マネージャー」
「はぁっ…く、下さい…人気アイドルの…ぶち込んで犯して…下さい…っ」





 ウィリアムはベッドの上で、再びロナルドのものをくわえていた。先程と同じように、激しく顔面に腰を打ちつけられる。容赦ない性欲をぶつけられ、もう理性や罪悪感は消し飛んでしまっていた。

「じゃあ…いきますよ。ただし」
ウィリアムを寝かせ、その口にピンク色のバイブを押し込む。
「ンーッ…!」
「お口がさみしくないように…ね。淫乱なんだから、マネージャーは」
「んん…っん…!」
「だらしないっスね、昼間と違って」

 ロナルドは散々ウィリアムを罵り、もう一本のバイブを秘部に捩じ込んだ。電源を入れ、彼自身を足で踏みつける。口と、前と後ろから攻められて、ウィリアムは今までに到達したことのない高みに上ってゆくのを感じた。

「んんっ…お…あ…」




次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ