BLUE in the nest

□BLUE in the nest-13.B
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† † †

「今日は二日か…あと十二日だな」

 傍ではセバスチャンがいつものように給仕をしている。だが、女の執事、いや執事が女というのは、どうにも落ち着かなかった。

(お母様がいるみたいだ)

 庶民の家であれば、執事がするような食事の支度などはたいてい母親がするのだろう。シエルは厨房に入り、そっと皿洗いをしているセバスチャンに近付いた。

「坊ちゃん?ご用でございますか」
「いいや」
「…こんなところに入ってきては、いけませんよ」

 見下ろしたセバスチャンと、目が合う。シエルは少し赤面して、横を向いた。

「女のままでも…いいかもしれないな。来客があると困るが…。うちに女はメイリンしかいないし、少しは華やかになるんじゃないか」
「おや、そうですか?」

 セバスチャンは手を止め、シエルを調理台の上に座らせた。

「んっ…」

 柔らかい唇が触れ、舌が踊る。下肢を弄ばれ、小さく喘ぎ声を上げた。

「男でないと、困るでしょう?」
「なにっ……あっ…」
「坊ちゃんのお身体には、私の雄の部分が必要ではないですか」
「ふ…ざけたことを…言うな…。あっ……やぁっ…」

 服の上から、繰り返し指で秘部を突かれる。シエルの膨らみを確認し、セバスチャンの手がベルトに触れた。いつもの寝室ではない場所で、ズボンを脱がされ、脚を開かされる。セバスチャンがそれをくわえようとすると、シエルは慌てて遮った。

「よ…よせっ!お前は今、女なんだぞ」
「何か問題でも?」
「僕は…、女と経験するのはまだ、その」

 らしくもなく、シエルが更に赤面するのを見て、セバスチャンは可笑しそうに唇を歪めた。

「女になっても、私は私ですよ」
「そ、それは…そうだが」
「いつもあんなことをなさっているくせに、女の私が相手では恥ずかしいですか?」
「それはお前が…っ馬鹿、やめっ…離せっ…」

 セバスチャンは掌を重ねてシエルに覆い被さった。ネクタイを緩めてブラウスのボタンを外すと、柔らかい二つの塊を押し付け、身体を揺する。抵抗するシエルの目尻には、恥ずかしさでうっすら涙が浮かんでいた。

「離しても構いませんが…」

 セバスチャンはじっとシエルを見つめ、再び口づけを落として言葉を続けた。いつもより柔らかい指で、シエルに触れる。

「これはどうするんでしょう、ねぇ」
「いい!じ…自分…で…するから…」

 消え入りそうな声でそう言い、執事の身体の下から逃れようとしたが、叶わない。黒い腕に、しっかりと閉じ込めてられてしまっている。

「では、どうぞ」
「なっ…部屋に行かせろ」
「ふふ、お部屋まで我慢できますか…?途中で零してしまったら、」



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