11/12の日記
08:23
川下りとか猫たくさんとか※写真注意
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ヴェルレエヌ氏(以下ヴ氏)「ドキドキ」
―あー!ヴェル氏だー!
ヴ氏「ギクッ」
―今までどこにいたんですか。
ヴ氏「すすすみません;><ちょっとお休みを頂いておりました…」
―ちょっとじゃないですよ、ちょっとじゃ。
ヴ氏「お久しぶりです…」
―本当にお久しぶりです。
ヴ氏「ご無沙汰しておりましたm(__)m今まで何をしていたのかですね、かいつまんでお話しますとですね…」
〜とあるヴェル氏の休日〜
(地下鉄天神駅にて)
―まだ9時ですよ。キャナルシティなんかほとんど開いてないですよ。
ヴ氏「二度寝しないようにと思って、早く出すぎちゃった…どこかでお茶でも飲もうかな。あっ」
―あっ。…何ですか。
ヴ氏「柳川スイッチが入りました」
―やや、柳川!?
(西鉄天神駅へ)
ヴ氏「運良く9:30の特急があるでないの(・∀・)ええと、830円で50分くらい…」
―ちょっと、本当に柳川行くんですか!?
ヴ氏「お茶買ってもいい?」
―ちょっとちょっと…。
ヴ氏「わーい。出発進行ー!」
―本気で電車に乗っちゃったよこの人…。
ヴ氏「お母さんも連れてくればよかったなぁ」
―地上走る電車に乗るの、久しぶりですね。
ヴ氏「田んぼが多くてのどかですね。今日いい天気で良かったです」
―柳川って、久留米よりまだ向こうなんだ…。
ヴ氏「私、そんな遠くまで一人で行ったことないかも」
―冬に一人で東京行ったじゃないですか。
ヴ氏「いや、うん、うん…?」
―柳川のこと、何にも調べてないですよ。ノープランもいいとこですよ。
ヴ氏「多分、北原白秋の記念館みたいなのがあると思うんですよ。あとはうなぎが食べられればいいかなっていう」
―川下りは、寒いですかね。
ヴ氏「でも川見たいなぁ、本当にそんなに川だらけなのかな、水郷の町柳川…」
―ヴェネチアみたいな感じなんですかね。
(西鉄柳川駅到着)
ヴ氏「着きました!階段に柳川の方言が書いてあって、名物の魚介類の写真が貼られています。タイラギはわかるけどウミタケ、メカジャ…なんていうのがいるようです。柳川って、海に面してるんだったかな?」
―有明海に面してるんですよ。
ヴ氏「ええ、有明海ってなんかすごく遠いみたいなイメージあったけど…」
―まずは観光案内所にお世話になりましょう。すいません、北原白秋の記念館的な場所に行きたいんですけれども。
ヴ氏「バスでも舟でも行ける?舟だと何分かかるんです?1500円で1時間10分?」
―スロォォォライフ!!!
ヴ氏「舟って一周してるわけじゃなくて、片道なんですね。御花でおりる?御花ってなに?」
―あの、バスの時刻教えてもらえまつか?
ヴ氏「というわけで、バスの乗り場と時刻を教えてもらいました…あと30分くらいで来るようです」
―バスか舟かタクシーかっていう選択肢がね、いいですよね。レンタサイクルもあるみたいですが、方向音痴のヴェル氏には厳しいですね。
ヴ氏「地図もらったから、バスが来るまで川探しに行きましょうか。舟も見るだけ見てみたい…ええと、こっちみたいだけど…」
―大丈夫?
ヴ氏「あのホテルの向こうみたいなんだけどなぁ…なんかいいなぁ、こういう細い道…あー!あった!川!」
―おお、舟がいっぱい!
ヴ氏「ということは、この近くに乗船場があるのでは」
―ここ、かな?
ヴ氏「舟見たら…乗りたくなっちゃった(・∀・)」
―しかも平日だから全然人いないですよね。うまく行けば貸切なんじゃないですかこれ。あ、船頭さんがドア開けてくれました。
ヴ氏「行っちゃいますか?」
―すいませーん!ええと…。うっ。
ヴ氏「な、何て言えばいいんだろう。あの、舟に…乗りたいです…」
―そんなこと見ればわかりますよ!
ヴ氏「時刻表とか…時間は決まってない?他にもお客さんが来ないか30分くらい待つ?」
―なるほど、確かに一人ずつ乗せてたんじゃ舟がいくつあっても足りませんからね。
ヴ氏「一定の時間が経てば誰も来なくても出る?じゃあ、待たせてもらいましょうか…」
―うわぁ、なんかドキドキしてきました。
ヴ氏「頭にかぶる傘売ってるんだけど、何でかな…乗ればわかるかな?」
(30分後)
ヴ氏「誰も来なかった!!」
―貸切ですね!!!ヒャッホー!!!
ヴ氏「舟に緑の毛氈を敷いてもらいました。靴を脱いで、座るんだそうですよ。船頭さんか行く先か、どっちを見ればいいか迷いますね」
―こ…この状況は…1期のED状態!!
ヴ氏「一人だと舟が軽いので操りにくいらしい…まっすぐ漕いでたセバスチャンはやっぱりすごいんだ…!」
―道の両脇に、お花がたくさん咲いているのが見えます。民家が川に面しているので、おじいさんが手を洗いに来たりしています。
ヴ氏「ギョッ、白鷺がすぐそばに!」
―橋をいくつもくぐるんですけど、かなり舟すれすれの低い橋なので、体を屈めないといけません…これヴェル氏だからいいけど、ちょっと体躯の大きな外国人の男性とかだと厳しくないですか。
ヴ氏「一番低かった橋はよく船頭さんがぶつかって川に投げ出されるので、とうとう一段上げたらしい…」
―当然だろ…むしろ全部上げてやれよ…。
ヴ氏「あの、満潮でこれとかじゃないですよね?普段からずっとこうなんですよね?増水したら無理ですね…」
―二箇所ほど、川の上で甘酒やコーヒーなどを売っているところを通り過ぎました。
ヴ氏「なななんか、そこ通ってからなんかカモが一斉についてくると思ったら、カモの餌も売っているんだそうですよ」
―船頭さんは漕ぎながら、舟から見えるものについてずーっと解説してくれます。黒地に白のナマコ壁、並倉、石田三成を捕らえたという田中吉政の像、菖蒲園などなど…11/2には白秋祭があるんだそうですよ。白秋の詩句を暗唱してもらったほか、「あわて床屋」「待ちぼうけ」など歌も歌ってもらいました。
ヴ氏「わーパチパチ(・∀・)」
(船頭さん『拍手もらったらまた歌いたくなる〜』と言って更に歌ってくれる)
ヴ氏「わー(・∀・)じゃあ次は私が歌う!」
―やめて!柳川と全然関係ない歌歌おうとするのやめて!!
ヴ氏「御花って、立花氏の旧藩邸なんだそうですよ。敷地内に史料館からウェディングのできる場所までいろいろあるそうです。もちろんうなぎも食べられるとか」
―舟に乗っていると、意外と日差しを感じますね。
ヴ氏「だから傘がいるんですね」
―二回他の舟とすれ違いましたが、どちらも10人くらいお客さんが乗っていました。『貸切や〜』『飛び移ったら?』等言われました。
ヴ氏「みんな行くのはバスで、帰りは舟なのかな?」
―さあ、そろそろ着きますよ。
ヴ氏「えええ一時間なんてあっという間だった…!!もっと乗りたかった…><」
―船頭さんありがとうございました!!
ヴ氏「チップって要る?1ユーロくらい?」
―何で今いきなりヴェルレエヌ男爵に戻ったんですか?
ヴ氏「さて、お腹すいたのでごはん食べましょうか…白秋記念館を見つけてからにしようかな」
(道に迷う)
ヴ氏「は、白秋記念館60M手前って書いてあるんだけど、…」
―もう、多分、近くにいるはずなんだけど、ちょっと、わからない…。先に腹ごしらえしましょう…。
(せいろ蒸しを頂いて、再び探索)
ヴ氏「絶対ここが生家なんだけど、どこから入ればいいのか…あった!!!うわ!!!なんで通り過ぎたんだろうっていうくらい全然普通に記念館あった!!!」
―展示品がとても多いですね。生家を見た後、中庭があって、青々としたからたちやみかんの木があって、向こうにまだ建物がありますよ。
ヴ氏「詩人としてだけでなく、柳川の発展に尽くした人としての功績もとても大きいからですね。な、なんかすっごく大きな声で白秋の名前は五行思想からきている、ということをツレに解説しているおじさんがいる…」
―さてさて、川も下ったし、うなぎも頂いたし、白秋記念館も見たし、帰りますか…。
ヴ氏「よし、バスが来るまで、川べりを歩いてみよう」
―迷わないで下さいよ。
ヴ氏「わー!猫の親子!」
―お土産屋さんのほうも見ましょうよ。
ヴ氏「わー!こっちにも猫!はりまやという…せんべい屋さんのようですが、」
―ね、猫で溢れてますね…8匹くらいいますね。
ヴ氏「やっぱり魚がとれるからかな…」
ヴ氏「というわけで、柳川でのどかな休日を過ごさせて頂きましたですよ」
―全然かいつまんでない…。
ヴ氏「ありがとうございましたm(__)m」
―ありがとうございました。
<川岸から撮って貰った写真は、受け取り忘れました…!>
白秋記念館 ttp://www.hakushu.or.jp/
御花 ttp://www.ohana.co.jp/
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