迷探偵シンパチ
□第四話
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10時になる15分前、僕は銀魂高校の前まで来ていた。
餡子さんに私服を見せるわけなので、自分なりにカッコいいものを着てきたつもりである。
時計を見ると、もう10時になっていた。
「おまたせ〜。ごめん、遅くなって」
「………いや、別にいいですよ」
数秒、餡子さんの私服に見惚れてた。
しっかりしろ新八。
お前は出来るはずだろ!
「じゃあ、行こっか」
「持ちますよ」
僕は餡子さんの持っていたフルーツバスケットを掴んだ。
そして、病院の方に向かって歩く。
「ありがとー」