螺旋の運命

□第一章
3ページ/8ページ

「羅神、羅神!!」

悠乃の声で目が覚めた。

「……ん…」

ゆっくりと頭を上げると、悠乃が心配そうにこちらを覗き込んでいた。

「大丈夫か、羅神?
ずいぶんとうなされていたけど…」

「…いや、別に。
何でもない…」

言いつつ、時計を見ると、8時15分になっていた。

「あと5分程度したら、朝の会始めるから。もう寝るなよ」

烈が頷くのを見て、悠乃は教卓に座った。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ