螺旋の運命
□第一章
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「羅神、羅神!!」
悠乃の声で目が覚めた。
「……ん…」
ゆっくりと頭を上げると、悠乃が心配そうにこちらを覗き込んでいた。
「大丈夫か、羅神?
ずいぶんとうなされていたけど…」
「…いや、別に。
何でもない…」
言いつつ、時計を見ると、8時15分になっていた。
「あと5分程度したら、朝の会始めるから。もう寝るなよ」
烈が頷くのを見て、悠乃は教卓に座った。
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