□DEATH一家。
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「あ、ありえない……!!」


こんな事ありえてたまるか。年中無休で元気な俺が……


か………

………かっ

………風邪ひくなんて……!!




DEATH一家




「あれ?リュータ今日学校来てねぇじゃん。」

何時も時間ぎりぎりの入ってくるリュータが、授業が始まっているのに姿が見えないのをサイバーは疑問に思う。

しかし、何故居ないのかもすぐにわかった。


「あんの馬鹿……馬鹿の癖して風邪引きやがって!まぁ俺も馬鹿だけど!いいじゃん畜生!!」



何時も元気で、あんなにやんちゃで馬鹿な奴が風邪なんかひくなんて、想定外にも程があった。





は…………


は っ く し ょ ん !!


「畜生ー……あいつらぜってー俺の噂してやがる………」


その頃リュータは家でおとなしく布団で寝て……………



…いるわけなかった……


「ち、誰が寝るかよ。こんな貴重な時間遊ばねぇと勿体無い!」


一言目と別に今は風邪をひいて学校に行かなくて良い事を喜びとしていた。


「休んだなら休んだ並に楽しむ。超俺流」


まぁ大抵の人の考える事でもあるが、独り言を言いながらもゲームに熱中するリュータ。
こんな時の為に隠しもっていたお菓子をたべながら。
読みかけた本が周りに散乱し、まるで、泥棒の入った後の様だ・・・。


その時

玄関の方が少し騒がしい事に気がついた。…と、いうかかなり騒がしい。
誰か来たのか、と思いつつもゲームを続行する。
このざわつき具合からしてどうやら一人じゃなさそうだ。


チャイムの音もせずドアの開いて、閉まる音。
そして足音が段々と近づいてくる。

そしてその足音達とが俺の部屋までたどり着いた。
ガチャ、ドアノブを回す音が聞えると、俺の陣地に突入。


現れたのは赤ヘルの中学生。


「せぇぇぇんぱぁぁぁい!!!!!!」



げ!!ハヤト!!俺こいつと付き合ってたら風邪が悪化しちゃうよ!!………こいつがいて…このざわつき具合って…


もしかして・・・・
ま、まさかな。そんなわけ…
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