第一駄文書物!
□あの頃僕らは……
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まだ地球に来る前の幼い純白の物語。
「ゲロゲロリ♪」
「待ってよケロロちゃん〜」
「情けないぞゼロロ!」
「ケロロ、お前男に生まれてればよかったのにな」
「ギロロが女だったら笑えるよね」
「…………」
ケロロ達はこの日、いつもの三人で近くの公園へと来ていた。
「ケロロちゃんって足速いよね。すごいや!」
「確かに。でもかなり元気ありすぎないか?」
「健康って事だよ!」
「ちょっと二人とも、何ごちゃごちゃ言ってんだよ!行くぞ」
「待ってよー」
毎日が平和。
たまにゼロロが泣いて、
たまにギロロが怒って、
たまにガルルと遊んで、
たまにケロロが跳ねて、
いつも通り。
僕らはずっと続くと思ってたんだ。
あまりにも幸せだったから。