貰い物!

□元気でいてね
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「っ!!ごほっ、ごほっ」

口にあてた手を離したら、その手は真っ赤に染まっていた。

そう、血だった。

「……我輩、もう駄目なのかな………」

そう呟いた緑の蛙―ケロロは薄く笑った。

彼は昔から持病を持っていたのだ。
だが、ケロロは気にしていなかった。
それどころか、周りの人達と一緒に遊んでいた。

もちろんケロロが持病を持っていることは親と上層部以外誰も知らない。
あの幼なじみのギロロとドロロも。

しかし、もうここまでかもしれない。
最近ひどく吐血しており、身体も衰退していくのを感じる。

「……今日は確か侵略会議でありましたな…。……よしっ、頑張るでありますっ!!」

自分にそう言い聞かせ、秘密基地に通じる冷蔵庫へと入って行った。

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