dino x squalo
□あの時、俺が止めていれば、おまえは―…。
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なあ、スクアーロ。
おまえは幸せだったか?
少しの人生でも、楽しいって思えたことがあったか?
もし、そう思えたならば、おまえの人生は無駄じゃなかったな。
おまえが居なくなったあの日、あの時俺は、どんな気持ちで居たが分かるか?
俺は、自分を責めてたんだ―…。
『あの時、俺が止めていれば、おまえは―…。』
「―い…おい、バカ!起きやがれ、バカ!」
誰かが俺を呼んでる…?
俺はゆっくり目を開ける。
と、目の前には銀色の髪をした少年がいる。
「…スクアーロ…?」
欠伸をしながら、彼の名を呼んだ。
「何をぐーたらしてやがる!もう、時間だろ!!さっさと着替えろ!!」
時計を見ると、午前7時42分。
これは完璧にやばい。
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その後学校に着いたときに、怒られたのは言うまでもない。