dino x squalo
□I love .....
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俺がつまみを取りに、一階へ下がってる間に、悲劇は起きた。
迂闊にも、酒を飲んでいた俺は、テーブルの上に酒をそのままにして、ディーノを一人にして、下りて行ってしまった。
彼が、酒乱だと知っていたが。
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「う゛お゛ぉおい!!!」
吃驚した、驚いた。
みすった、と思った。
部屋に戻ると、ディーノはべろんべろんに酔ってしまっていた。
俺が悪いが、飲むこいつだってこいつだ。悪い。
たく、この酔っ払いへなちょこめ。
「何で飲んだ!?おまえはバカか!?」
「んー...バカだよー?」
認めやがった。
今のこいつは素直だ。
......嬉しくねえぞ、ここで素直でも。
「たく、水持ってくるから、待ってろよ!」
さ、と振り向いて行こうとすると―。
ぐいっ。
「う゛お゛っ!!」
髪を引っ張られた。
意外と痛かった...。
「なな。何しやがるっ!?」
「だめ...スクアーロ...行く、な...」
酔っているとは知ってるが、迂闊にもきゅん、と来た。
「......わかったよ」
間横にどかり、と座り込んだ。
と、いきなり隣でディーノはTシャツを脱ぎ出した。
「なな秤スしてんだ!?」
「熱い......」
確かに顔は真っ赤だ。
「脱ぐなここで!!/」
「.....」
しゅんとなり、息を荒げた。
俺はコップに入っていた氷を取り、ディーノの唇に押し当てた。
「冷たっ!煤v
「これでも舐めてろ、酔っ払い」
「ん.....」
...
何てやらしい舐め方だ、こいつ。
...と思った。
指まで舐めてくる。
酷いときは指を甘噛みだ。
我慢出来なくなった。
氷を一旦離し、自分の口に放り込み、そのまま彼の口へと運んだ。
「んんっ..」
声が漏れる。
ぴちゃ、と氷から滴る水が、ディーノの顎を伝って鳴る。
「あう...冷てえ...」
にこりと笑う彼。
もう、何もかもどーでも良くなった。
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そのあと俺は、
ディーノを喰った。
-end-