1周年 挨拶
□1周年 挨拶
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「あの、どうして私達だけ呼んだの? 」
え?他に誰かいたっけか?
「誰かいたかい?」
「えっ!?セ、セイまで!?」
「だって、他はいらないでしょ。主役は俺とひなただしさ」
「そ、そうなの?」
そうだっけか?
ひなたは間違いなく主役だし、セイは私のお気に入りだから呼んだ次第だけど?
「だ、だから1人足りないんじゃ……」
「なんだ、葉舞って俺のこと好きだったの」
はい、あわよくばハグしてもらおうと呼びましたけど?
「えっ!?」
「ククっ。じゃぁ、抱き締めてあげるかわりに、1つ言うこと聞いて?」
だから、その笑みをやめなよ。
はい、なんなりと!って言いそうになるじゃん。
ま、言うだけ言ってみて。
「(耳打ち)俺と……ひ……を……で……に……させて?」
はっっ!? Σ(//Д///)
んなこと、させるかぁっ!!
それでなくても、どれだけあんたには苦労かけさせられてると思ってんのよ!
この小説に年令制限をかけるつもりは、毛ほどもございませんっ!
「ククっ、残念。じゃぁ、これは?」
(耳打ちタイム)
……ふむ、交渉成立(ニヤリ)!
「な、なに?セイ何て言ったの?」
確実に聞かない方がいいよ〜、ひなたは。
「え。せっかくスライがいないのに、また秘密なの?」
そんなにほっぺた膨らませたって、言えないもんは言えないんだよ。