Novel
□Notte passò con Lei―あなたと過ごす夜―
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夜遅くミーは1人廊下を歩いていた。
手には堕王子に持ってこいと言われたチョコなどの
お菓子を持っていた。
『どうしてミーがこんな時間にお菓子を持って堕王子の部屋に
行かなきゃいけないんですかー。』
ミーは堕王子の部屋の前までくると
『センパーイ、入りますよー』
と言ってドアを開けた。するといきなり
ドスドスっ//
堕王子の投げたナイフがミーに刺さった。
「しししっごくろう♪」
『センパーイドアを開けたらナイフ投げてくるのやめてくださーい。
それからこんな夜遅くに呼び出さないでくださいよー。』
ミーは刺さったナイフを抜きながらセンパイに言った。
「コーハイが王子の命令聞くの当然じゃね」
いつもならここで反論するところですけど
早く部屋に戻りたいミーは我慢した。
『どうしてこんなにたくさんのお菓子をミーが持ってこなきゃいけないんですかー』
「王子急に甘いものが食べたくなったんだよね。
それにお前が来れば暇つぶしにもなるし。」
センパイはそう言ってまたナイフを投げてきた。
なんとかナイフを避けたミーは文句を言いたいのを我慢して、
部屋の中のテーブルにお菓子を置いた。
『それじゃあミーは部屋に戻りますねー。
それから二度とこんなくだらない用でミーを呼ばないでくださいねー』
「お前王子一人残して部屋に戻っていいわけねーだろ。
暇つぶしに付き合えよ。」
その言葉と同時に飛んできたナイフが
全部ミーの背中に刺さった。
『でっ//』
さすがのミーも我慢の限界ですよ。