遂にやっちまったなぁ…CSI合同捜査♪&よもやま話☆
□CSIよもやま話☆マックの休日
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マックはハッと目が覚めた。
軍隊生活の経験で、彼は決まった時間になると必ず目が覚める。
厳しい規律が、もう骨まで染みているのだ。
(…朝か…今日は休みだったな…。)
NY、ベガス、マイアミにまで波及したコカイン事件が解決し、やっと取れた休みだった。
伸びを1つすると、ベッドから出る。
…1人で寝るには広いベッドだ…特に妻のクレアが亡くなってからは…
暫くは無意識に手を伸ばして彼女を捜し…ハッとして、もういない事を思い出す…
そんな事も最近ようやく無くなった。
洗面をし、手早く青いシャツとGパンに着替えると、腹が空いている事に気が付いた。
夕べマイアミから帰宅し、あまりに疲れていたので、食事も取らずにベッドに転がり込んでいたのだった。
冷蔵庫は空っぽ。
(買い物がてら外で食べるか…。)
マックは行きつけのコーヒーショップに向かった。
店に入ると、馴染みのウェイトレスのサリーが声をかけて来た。
サリー「あら、お早うございます!お久しぶりですね(笑)今日はお休みですか?」
マック「お早う。仕事が忙しくてね。やっと休みだ。いつものを。」
サリー「はい。マスター、オートミールセット1つ!」
マスター「あいよっ!」
運ばれて来る間に新聞を広げた。
特に大きな事件は無く、ホッとする。
サリー「おまちどおさま!」
マック「ありがとう。」
コーヒー、ゆで卵、オートミール、ヨーグルトがトレイに乗せられてテーブルに置かれた。
黙々と食べながら、今日1日何をしようか…と考える。
(食糧を買い込んで…たまには映画でも観るか…ああ、そうだった。確か楽器店からハガキが…)
趣味のベースの事を考えた途端、気分が↑する。
「ご馳走様」会計を済ませて、コーヒーショップを出たマックは、早速楽器店に向かった。
店は、グランドセントラル駅の向こう側にある。
広い駅の雑踏をやり過ごし、通りに出てかなり歩いた時、「パパ!」と言う声と同時に、ドンっと後ろから抱きつかれた。
ギョッとして振り向くと、くるくる巻き毛の金髪に青い目の幼い少女がしがみついている。
マック「!」
少女「!」
思わずマジマジと少女の顔を見てしまった。
可愛い少女の目が大きく見開かれた「パパじゃない…」みるみる涙が盛り上がって来る。
「パパじゃない…あ〜〜〜ん!!」大きな声で泣き出した少女。
マックに通行人の冷たい視線が集中した。
マック(ち、違う!)つい、オロオロと回りを見た。
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