CSI×ごちゃまぜ海外ドラマ×ドラクエ シーズンU

□山彦村編
F黒い竜巻
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山彦村編
F黒い竜巻


闇の手下は、怒り狂っていた。

愛は光…

闇に堕ち、闇に染まった手下にはもっとも苦手なものである。

ストレスと寝不足のタガーに暗示をかけようと侵入を図ったのだが、彼女のロックウッドを愛する気持ちが闇の手下を阻み、逆に弾き飛ばされたのである。

その時の痛さと言ったら…!

畜生…!タガーめ…覚えていろよ…。


理不尽な復讐心に燃え、彼は部下を呼びつけた。


闇の手下の部下


それは風のように街や村を襲って、夥しい人を殺し、財産を奪い去って行く悪名高き強盗団…《黒い竜巻》

彼らは必ず現場に竜巻の絵を残す。実際竜巻が起きた如く、滅茶苦茶にいつも現場は荒されていた。

《黒い竜巻》は国境を越え、追跡をかわし、正体を掴ませた事が無い謎の一団だった。

そして頭領は殆ど姿を見せず、顔も知らない部下が多い。

知るのは幹部達数人のみ。

普段は副頭領が強盗団を仕切っている。


副頭領「《ストーム》様、頂いた例の黒い玉が反応しましたがご用で?」

あらかじめ決めておいた手筈通りの場所に、副頭領がやって来た。

この闇の手下は、幹部達に黒い玉をあらかじめ渡しておき、用事がある場合は自分の黒い玉を通じて、その渡した玉が熱を発するようにしていた。

闇の手下は幹部達には《ストーム》と名乗っているが、むろん偽名なのは明らかだ。

幹部達にさえも、己の住処や正体を隠している。

とりあえず、ここからこの闇の手下は《ストーム》としよう。
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