CSI×ごちゃまぜ☆海外ドラマ×ドラゴンクエスト☆彡
□フィラデルフィア編
A家出息子の帰還
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ニック「…無粋な人達。せっかくの食事の邪魔するなんて〜☆お行儀悪いわねっ!」
それぞれが武器を手に取り臨戦態勢にかかる。
ヴァレンズ「え?ナニ?」
ギル「フィラデルフィアへの途中に山賊が出ると聞いたんだ。…どうやら、お出ましらしいな。」
ヴァレンズは、普段のギルと違う顔に内心驚いた。
いつもの穏やかな彼ではない…
それは、もう【勇者】ギルの顔だった…。
野卑で目つきの悪い、如何にも山賊と言わんばかりの男達が暗がりから10人ほど姿を現す。
山賊1「ヘッヘッへ〜♪見ろよ、あのオッサンが身に付けている防具!スッゲ〜♪」
山賊2「防具が宝石付きだなんてバカだぜ…オレ達に狙って〜♪と言ってるようなモンだ。」
山賊3「すげー良い女達もいるじゃね―か。しばらくは楽しめそうだぜ〜(笑)あ、オレがそれぞれ一番ね。♪」
他の山賊達が「バーカ、欲張るんじゃねーよ!」
「こっちにも回せ、タコ!」
などとゲラゲラ卑猥に笑っている。
キャサリンが黙って鞭をしごき、サラが魔法使いの杖をハンカチで磨いていた。
その沈黙が…却って凄くコワいんですけど…の男性陣。
その時、ギルがスッと前に進み出た「キャサリン、ここは私に任せろ。」
キャサリン「ギル?」
ライディンか?と思った仲間達。
すぅっとギルは大きく息を吸い込み…
「きゃああああ〜〜っ!!!山賊よぉ〜〜っ!!いやぁぁ〜〜〜ん!」
ピシッ!
山賊達が固まった!
撃沈!
一斉に泡を吹いて倒れ込んだ。
…そしてそれは味方も同じだった。
この最凶兵器が初めてでなかったヴァレンズが一番回復が早い。
ヴァレンズ「…やったな、オッサン!スッゲ〜☆」
ギル「う〜ん、ここまで凄いとは思わなかったんだが…。」
…ようやく蘇る仲間達。
ブラスは胸を押さえ「…ギ、ギル…私を殺す気か?…心臓が止まるかと思ったぞ…」
のた打ち回っている山賊を見やり「うわ、ライディンより凄いわね…」とサラ。
キャサリン「…確かに凄い効き目だけど…味方も被害甚大よ。…見て。まだニックとウォリックは回復してないわ。」
見ればニックとウォリックは白目を剥いている。
キャサリン「…ン、もう、ヘタレね!」
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