*版権

□日本人は語呂合わせがお好き
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最近浦原さんに会ってねえし……変な期待しても無駄、か…

ちくしょう、思い出したらなんか悲しくなってきた。
散歩でも行くか。

明日からまた面倒なことになるんだろうな……今のうちに浦原さんとこでも行ってみるか?
いや……やっぱり浦原さんも忙しいだろうしやめとくか。
「……帰るか。」

家への道を歩きながら再び悩む。
あー、やっぱり寄ればよかったかな…忙しいって分かれば帰ればいいわけだし…
「いやいや!帰るって決めたんだから帰るんだ、うん。」

「黒崎サン」

はあ…考えすぎて幻聴がきこえるとかどこの少女漫画だよ俺。

「黒崎サンってば。」
「!? おま…っどうして…!?」

本当に向こうから浦原さんが歩いて来てる……
なんだってこんなタイミング良く現れるんだ?
ちょ、おちつけ俺。
この人もともとよく分かんないじゃないか…(ってこれもおかしいか?)

「なんでここにいるんだ?って顔っスね(笑)」
「へ?いや、まじでなんでいるんだよ…」
そう言い終わらないうちに、浦原さんが見えなくなる。

「ちょ…っ」
そのままこっちへ向かってきて、前から抱きつかれる。
「何を驚いてるんスか?もしかして、今日が何の日か…覚えてないとか、ですか?」
そんな悲しそうな顔をされると困るだろ……反則だ、反則。

「覚えてるに決まってるだろ」

浦原さんの背中に腕をまわす。
だって今日は、
「ハグの日…だろ…?」






―End―

2011.08.11

本当は8月9日にUPしたかった…^q^
分かりづらいかもしれないけど、単行本での現在の一護と死神代行時代の一護。
一護はひとりで勝手に考えて悩んで、浦原さんが全部お見通しならいい。
久々に書いたからだいぶ文体とか変わってるかもしれないとか思ったり。













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