dream

□日吉の恋
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昨日は夜になっても興奮が収まらず、結局1時間しか眠れなかった。

















そのおかげで寝坊。

俺は走っていた。でも、間に合いそうにない。





















「あれ〜?あんた氷帝生?見ない顔だけど。」




後ろから声を掛けられた。



この忙しい時に!















俺が振り返ると、そこには昨日の美少女がいた。まるで、有名人にでも会ったようなカンジだった。


















「あー、1年か。このままだと遅刻するぞ?私の自転車の後ろ乗りなよ。」




「・・・・・・大丈夫です。あなたこそ遅刻しますよ?」




「ホラホラいーから!お、お前、なかなか美少年じゃん。超私好み・・・・・・惚れた!!!うん!!!私、お前に惚れたぜ!ってことではやく乗れ!」






















何なんだ?この人は。会ってからまだ3分しか経ってないのに、告白してくるなんて・・・・・・














こういう、訳のわからない人は苦手だし、正直関わりたくないけど、なんで俺は自転車の後ろに乗ってしまったんだろう
























「お前、名前なんてゆーの?」





「・・・・・・なんで名乗る必要があるんですか?」








「ん?好きだから。」






「訳がわかりません。」






「ハハハ!たしかに。・・・・・・私は2年の滝尾夏津。よろしく!!!」






「・・・・・・日吉若。1年です。」






「ほう!日吉か!!!ちなみに何部???」






「テニス部です。」







「あ?バスケ部?」





「テニス部です!!!人の話はきちんと聞いてください。」





「わーってるって!!!テニス部ね?・・・・・・んじゃぁ、宍戸ちゃんとか知ってる?」





「はい。一応。中等部でも一緒だったので。」







「そっかぁ。あ、着いたよ!!!今からならゆっくり行っても間に合うな。」





「ありがとうございます・・・・・・。」





「いえいえ。んじゃ、また会いに行くから。」





「何故ですか?(一応確認)」








































「日吉が好きだから!!!」
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