てのひら稲妻町

□ふうふう
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「不動のふーは、不倫のふー!」

「黙れ」

「不倫って何だ?」

「ググれ」

「道徳に反すること。特に,男女関係についていう。なるほど!」

「うるせェ」

「じゃあ不動は秋達と話しちゃだめだ」

「何で」

「不倫だから」

「誰に対する」

「俺!」

「……」



「お前は円堂の何なんだ」

夕食後、円堂以外のメンバー全員が俺を取り囲みその場に残った。

「知るかよ」

「じゃあ今朝のはどう説明する」

「あいつが勝手に言ってんだろ」

「俺の円堂君に何したんだい?」

「何もしてないしお前のじゃない」

「「………」」

「お前、円堂をどう思ってる?」

「……。サッカー馬鹿のキャプテン」

「「今の間は何だ!」」

「不動ー!今日も練習しよ……」

「円堂確保」

「「「ラジャー!」」」



夕食後、メンバー全員が俺と円堂を取り囲みその場に残った。

「なぁ、そろそろ練習したいんだけど」

「まだ話は終わってないだろ」

「はあ…」

「円堂は不動が好きか?」

「ああ」

「!」

「落ち着け豪炎寺。相手が円堂だということを忘れるな」

「何だよ!みんなしてバカにしてるだろ!」

「違うんだ円堂。お前が言う好きってどんな好きだ?」

「…?だから、皆みたいに一緒にサッカーしたいっていうか…いい奴だよな」

「ああー、…まぁ……」

「失礼だなぁ風丸くん」

「不動はだまってろ」

にこっ。

「はいはい」

ひくっ。

「とにかく!円堂はキャプテンなんだぞ。いつも同じ選手と練習なんておかしいじゃないか」

「…そっか。そうだよなぁ」

「わかってくれたか」

「仕方ない、不動!ちょっと不倫する!」

「どうぞご勝手に」

「「「なんか違う!!」」」



End.


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