音譜帯の空へ

□夜空に消えていきそうで
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掻き消えそうな自分を繋ぎ止めるのは、あなたという存在でした。



「涼しいな…」

宿を抜け出して、星空や街の明かりがよく見える高台に来た。

風が静かに赤い前髪を揺らす。

俺はこの景色を、

この世界を護るために、

自ら命を差し出しに行く。


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