C l a p

□April fool
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April fool




今日はエイプリルフール。
何時も気取ってばかりいるサスケを俺の嘘でギャフンと言わせてやるんだってばょ。
その為にずっと前からサスケが驚く様な嘘を考えてたんだってば。


「なぁなぁサスケ。」


雑用任務に取り組んでいるサスケに俺は話を切り出した。


「何だ?」


何時も通りの素っ気ない返事。
でもそんな事は気にしない。
今からクールなサスケの驚いた顔を思い浮かべると凄ぇわくわくするってばょ。


「あのさ、俺サスケの事好きなんだってばょ。」

「え…?」


想像以上に驚くサスケに笑いが込み上げて来る。
作戦は上手く行ったってばょ。
後は嘘をバラすだけ。


「なーんて冗談―――…」

「俺も。」

「え?」

「俺もお前が好きだナルト。」

「Σな、ッ!?///ι」


嘘、マジで?!
って言うかサスケってば顔近付けて…
駄目!それ以上は――っ


「なーんてな。笑」

「へっ?!///」

「今日はエイプリルフール、なんだろ。嘘吐いてんの見え見えなんだょ、ウスラトンカチ。」


え、えー?!
折角上手く行ったと思ったのに。
サスケってば初めから気付いてたって事?!


「なーんだ、つまんねぇの。」

「でも」

「ん?」

「俺の言った事は嘘じゃないんだけどな。」

「Σ嘘!?///」

「嘘。」

「もー!どっちなんだってばょ?!」

「内緒。」


笑いながら言うサスケに逆にギャフンと言わされたってばょ。
でも、此が本当だとしたら…
それを嬉しいと感じた自分が居たら……。

今日はエイプリルフール。
俺の今の気持ちは嘘?
それとも本当?




―end――…





 
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