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□風邪引き上忍
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風邪引き上忍
季節は秋と冬の半ば。
少し肌寒い頃は、風邪を引き易い様で……
「へっくしっ!!ι」
任務中、顔を熱らしてくしゃみを上げたのは、木の葉一の男前サスケ。
「サスケ、風邪かってばょ?ι」
そんなサスケの様子に、木の葉一可愛い彼女のナルトが心配そうに問掛けた。
「あぁ……、そうみたい。昨日から熱っぽいし。ι」
「えっ!熱あんのかってばょ?ι」
「今朝は38度あった。」
そんなに熱があるのにどうして任務を休まなかったのか訊きたい所だが、大好きなサスケの少し辛そうな顔を見て、ナルトの不安は高まる。
「うんと、えっと……、風邪って暖かくすれば良いんだっけ?ιどうしよう……。ι」
「良いょ、ナルト。俺は大丈夫だから。」
「大丈夫じゃ無いってばょ!!……あ!そうだ!!」
そう言って、ナルトは真正面からサスケに抱き付いた。
「なっ?!ナルトっ?!!///ι」
此にはサスケも驚きが隠せないらしく、その場で硬直。
因みに熱も上がる。(笑
「サスケ、俺暖かい?湯たんぽ代わりになるかなぁ?ι」
上目使いでサスケを見つめながら、小首を傾げる。
やべぇ!
素で嬉しいっ!!///
俺一生風邪でも良いっ!!///
ナルトの優しさとは裏腹に、サスケはナルトを抱き締める。
誰かコイツ殴って下さい。
「帰ったら看病してあげるってばょ。早く治ると良いね。」
「……うん。」
それからサスケはナルトに看病して貰った訳なのですが、大人とは言えない程の甘え様だったとか。
―end――…