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□アイドル成斗先生☆
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アイドル成斗先生☆




「はい、じゃあ此所迄の英文法で質問がある人居るってば?」


教台の上でにこやかに笑みを浮かべる渦槙成斗先生。
歳の若さと持ち前の明るさで、生徒だけでなく他の先生にも人気No.1。
言わばこの高校のアイドルだ。

あぁ…、今日も眩し過ぎる位可愛いゼ……v


「先生、此処解り難いんで教えて下さい!」

「んー、何処だってばょ?」


Σはッ!!
俺の成斗が今日も他の奴の所に……!
…だが今日は何時もの優等生な俺じゃないぜ!!


「先生、質問があります。」

「お、珍しいってばね。内波。」


来た…!
ふ、ヤロー共には悪いが成斗は俺が頂くぜ……。


「質問の前に、俺の事は鎖介で良い。」

「そうか? じゃあ鎖介は何処が解らないんだってばょ?」


おっしゃ―――あッ!!
成斗が俺の名前を呼んでくれた!
今日は大吉だな。笑


「先生には恋人が居るんですか?」

「……んー、残念ながら今は居ないってばょ。」


そうか…、ならもぅ俺のモノ決定だな。


「それより鎖介、英文法で解らない処は―――…」

「先生は俺が貰って良いですか?」

「Σさ、鎖介?!///ι」


よーし、良く言ったぞ俺!
この反応ならあと少しで確実に落とせるな。


「俺の事は好きですか?」

「いや…英文法を……。ι」

「キスしても良いですか?!」

「Σえ?!///ι」

「抱いても…Σゴフッ!?」

「先生、こんな変態放っておいて下さいv」

「あ……うん、助かったってばょ桜ちゃん。」


く、くそ桜のヤロー!
頭思い切り殴りやがった……。



キーンコーンカーンコーン



「じ、じゃあ今日の授業は此所迄。 皆気を付けて帰るんだってばょ!」




―end――…





 
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