BOOK REVIEW
□1リットルの涙
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ずっと前からこの本の存在は知っていたはずなのに、どうしてもっと早く読まなかったのだろうと思った。
死へと向かう少女のノンフィクションだから、読むのは辛かった。
涙も出た。
こんなにも頑張って生きようとしている人間の体を、病魔はどうして蝕むのだろう。
しかし亜也は、本当に強いなぁと思う。
幾度も幾度も自分を奮い立たせて、前向きに生涯を全うした。
きっと、神様が病気に亜也を選んだのは、彼女の強さを見越してのことだったのだろう。
他の人であったら、投げ出したり、諦めたりしてしまったりしてしまったかもしれない。