BOOK REVIEW
□卵の緒
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家庭の事情的には、決して恵まれているとは言い難いのに、そこにはなぜか、温かさが描かれていた。
複雑な事情を抱えていない家庭でさえも、もしかしたら味わえないのではないかと思ってしまうほど、登場人物の心温まるやりとりが印象的であった。
また、どちらの作品にも共通する"子供の無邪気さと素直さ"に、周りが度々救われているのが感じとれて、子供の偉大さにも気付かされた。
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