BOOK REVIEW
□ここに地終わり海始まる(上)(下)
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療養所を出たばかりの女性の物語―。
なので、主人公・志穂子の印象は、初めから病弱で壊れやすいといったイメージだった。
この本を読む前に読んでいたのが、『1リットルの涙』だったので、体を病むとうつながりで、なんだか同じ本の延長線上にいるような気持ちになった。
今までなかなか読む気になれなかった宮本さんの世界に入り込めたのも、そういたつながりがあったからなのかもしれない。
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