【―物語初期―】

□桜の舞う頃に・(前編)
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四度目の春

私を待ち続けるあなたの瞳に憂いが満ちる

神よ

来る日も来る日も

私を待ち続けるあの男の心に応えてやりたいのです

一度きりでいいからあなたの目に映りたい

満月の夜

光を含んであなたの瞳に紅を放つ

この桜のように―
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