08/24の日記

23:07
死帳部屋(5D's夢主人公)
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「キラ、か。」


「どうかしましたか、カリア君。」


「いや…
ただ、悲しいなぁと思ってね。」


「何が悲しいのですか?」


ちゃぽん、ちゃぽん、ちゃぽん、ちゃぽん…
ゆっくりと角砂糖が紅茶に溶けていく。
Lはカリアに目を合わさないまま、静かに言葉を発する。


「キラってさ。
Youと一緒でかなり強靭な精神を持っている人だと思うんだ。」


「何故ですか?」


何故…
カリアは読んでいた本を閉じ、窓の方に向く。
世界は今、混乱の中に存在している。
次々に犯罪者を裁くキラ。
理由はどうであろうと罪を犯した者、キラを裁くL。
この2人の対立により世界は滅茶苦茶になっているのだ。


「確かにキラは頭がキレる。
そして子供のようにpure(純粋)だ。
そのpure故に、自分が正しいと思い込み、何が何でも目的を成し遂げようとする。
例え、自分の大事な何かが犠牲になろうとも……」


「純粋故の強靭な精神、そう言いたいのですね。」


「Yes.」


「まぁ、その意見には賛成しましょう。
ですが、キラは犯罪者。
同情は無用です。」


「俺がキラに同情している、のか?」


「だから貴方は悲しいのでしょう?」


違いますか?
ジッとこちらを見上げる漆黒の双眼。
カリアはフッ、と悲しげに微笑み。







「そうかもな…」


END

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