09/10の日記
20:12
脱色部屋(ゴッズ夢主)
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「破道の三十一赤火砲!!」
カリアの手の平から放たれた破道。
巨大な火塊は的を巻き込み、付近の大地、草木まで燃やし尽くした。
その光景にイスズは目を見開き、フィーネとルキアは頭を抱えた。
「カリア!
何度言った貴様は理解できるのだ!?」
「Sorry!!」
クワッ!!と怒鳴るルキア。
彼女の言葉にカリアは反射的に謝って冷や汗を流す。
彼らの様子にフィーネはため息をつき、カリアのせいで無残な場所になってしまった大地を見渡す。
「全く…
どうするのよ、この土地。」
焼け野原になってしまった。
確か破道三十一赤火砲は真央霊術院1年目での演習として用いられる中級鬼道のはずだ。
フィーネはもちろんイスズも完璧にマスターしている。
しかしカリアは未だに使いきれていない。
下手をすれば縛道の一塞も出来ないかもしれない。
「全く、流魂街に来て正解だったな。
もしこんなでたらめな赤火砲を護廷内で撃っていたら大騒ぎどころでは済まないぞ。」
「ルキアの言う通りね。
まぁ、そうなった場合は十一番隊に修理費を請求すればいいだけの話だけど。」
「Stop!!
そんな事になってみろ!
更木隊長に
「カリア、テメェのせいで無駄な出費が出たんだ。
その分覚悟はできてるんだろうなぁ…??」
って言われて、殺し合いの口実にされるだろ!!」
「「いっその事そうなってしまえ。/しまいなさい。」」
「…………2人とも、それは酷いと思う……」
駄目だ、ここで自分が兄のフォローに入らなくては。
そう思いながら精一杯突っ込んでみたが無駄である。
「とにかく、カリア。
もう1度だ。
そうだな……
今度は白雷を撃ってみろ。」
「えっと…
確かそれって。」
「破道の四よ。
クロコダイル君、もう死神になって半年は経つんだからそれくらい覚えなさい。」
END
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