09/15の日記
21:25
脱色部屋(ゴッズ夢主)
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「なぁ、一角たちが進む道ってなんなんだ?」
「あぁ??」
酒を飲んでいる最中。
一角はお猪口から口を離し、隣でアルコールが入っていない酒を飲んでいるカリアを凝視する。
確かノンアルコールというものだったはず。
フィーネが、酒が全くダメなカリアの為に作ったらしい。
「いや…
確か俺達は人々の魂を虚から護るためにいるんだろう?
なのに一角たちにはそんな雰囲気はない、って言えば良いのか…」
あぁ、そうか。
この新入りはまだ十一番隊の事を理解していない。
酒を酌んだ一角は一気に飲み干し、フッと笑みを零す。
「まぁ、死神の職業柄虚から魂魄を護るのが俺達の役目だ。
だが俺達十一番達は違う。」
「What’s?」
「俺達は…
十一番隊は皆喧嘩に命かけてる連中の集まりだ。
だから俺達にとって重要なのは敵との戦いを楽しむこと。
魂魄を護る事じゃねぇ。」
「つまり、戦闘狂と思えばいいのか?」
「ハハッ。
まぁ、確かにそんな感じだ。」
けらけら笑い、再び酒を飲み始める。
カリアも自分のお猪口に入っている酒をゆっくりと飲んだ。
「じゃあそれが十一番隊の信念、って思えばいいのか?
護るためにある戦闘部隊ではなく、戦いを楽しむための戦闘部隊だと。」
「あぁ。
そのおかげで色々と敵が多いけどな。」
十一番隊の敵、
その言葉にカリアはすぐに九番隊の隊長が思い浮かんだ。
確かにカリアが十一番隊に入隊する時彼はとても渋っていた。
「だが一角。
俺は総隊長の命令で十一番隊の六席になった。
けど俺はすぐにはこの隊の喧嘩っ早さに馴染めないし、馴染もうとも思わないぜ。」
「ほぉ…
どうしてだ?」
「俺にとって命がけの戦いとは嫌悪するべきもの。
何かを護るために仕方なくする行為。
お前達十一番隊とは全く考えが違うんだ。
俺は今後この考えを変えるつもりはない。」
「俺達の考えは否定しないが、自分の考えは貫くってやつか。」
「あぁ。」
以前のカリアなら一角たちの考えに顔を歪めていただろう。
しかし今は違う。
バイアーメとなり様々な世界を見てきた。
様々な価値観に触れてきた。
自分と共感できるものを持つ者。
決して分かち合う事が出来ない者
だから誰がどのように考えていようが、ある程度は受け入れることができるようになったのだ。
流石に自分にとって行き過ぎた考えを受け入れることはできないが。
「じゃあ一角。
俺はroomに戻るよ。
Good night,一角。」
「おう。
二日酔いで倒れるなよ。」
「ノンアルコールだから平気さ。」
END
一角好きなのだがキャラがいまいち掴めぬ。
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