09/18の日記
20:06
灰男部屋(5D's夢主人公)
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人でごった返している食堂。
さて、自分が注文したものは受け取ったはいいのだが。
どこで食べようか。
そう悩んでいると、フィーネの視界に食べ物の山盛りが入る。
「あら、ウォーカー君ね。
相変わらずよく食べるわ。」
次々へと少なくなっていく食べ物。
ハンバーガーが消え、ラーメンが消え、ステーキが消え。
一回の食事でどれほどの食費がかかるのだろう。
「(これで一切の制限がないのは彼が寄生型のエクソシストだからね。)」
もし彼が科学班、またはファインダーだったらすぐに規制がかかるだろう。
教団だって資金が無限ではないのだ。
なのに、制限がないのはアレンが神の使徒だから。
「こんにちは、ウォーカー君。
相変わらず貴方の食事は素晴らしいわね。
最短何分で食べることが出来るのか気になるわ。」
「むふっ??
ふぁ、フィーネふぁん!」
「挨拶は嬉しいけど、まずは口の中を飲み込みなさい。」
隣、いいかしら?
ニコッと綺麗な笑みを浮かべると、当然アレンは強く頷く。
その間にも彼の周りにある食べ物は姿を消していった。
「クロコダイル君はいないのね。」
「あ、カリアは自分の分を取りに行っています。」
「そう。」
「フィーネさんはそれだけで足りるのですか?」
「えぇ。
これは私にとって間食ですもの。」
トレイの上に置いてあるのは一杯のスープ。
スプーンですくい、口に運ぶ。
流石はジェリーが作ったものだ。
とても美味しい。
自分も料理の腕には自信があるのだが、彼(女)には敵わないだろう。
「あれ、フィーネか?」
「あ、カリア。」
「こんにちは。
お邪魔しているわよ。」
顔にガーゼを張っているカリア。
またアクマ如きに手こずったのか。
まぁ、今までガチバトルな戦争に無関係だった彼だ。
仕方がないか。
「顔の傷大丈夫?」
「あぁ。
バイアーメの力で自然治癒してるし。
すぐに治るさ。」
けど、一応な。
困ったように笑っているカリア。
もし遊星やイスズが今のカリアを見たらたいそう驚くだろう。
その時を想像しながらフィーネは短く返した。
end
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