10/05の日記

20:00
灰男部屋(5D's夢主人公)
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「っ、カリア!!」


戦場に響いた声。
しかしその声が耳に届く前にカリアはアクマを切り裂いた。
背後から吹く爆風。
コートがなびくが気にしない。
翡翠の隻眼は次のターゲットを捕らえ、武器を振りかざした。









「今回の任務は簡単だったな。」


「どこがさ!?」


「僕達は傷だらけですよ!」


アクマを救済しおえたカリア。
黒の教団のサポーターが運営する宿で疲れた体をいやしている。
人外を相手にしたせいか腹の虫がうるさい。
現在進行形に食事をしているのに、いっこうに腹が膨れない。


「(俺、実は寄生型イノセンスの適合者か?)」


いや、異世界の住人だからありえないか。


「まぁ、カリアにとっては簡単だったんでしょうね。
僕達が危ないと叫んでも意味がないくらいアクマを壊していましたから。」


「なぁ、お前の世界の連中って皆強いの?」


「それはない。
……まぁ、一部の人間は異常に強いかな?」


フィーネとか、フィーネとか、フィーネとか、フィーネとか。
いや、彼女の家系は皆強いか。


「あ、カリア、そのパンいらないのでしたらください。」


「アレン、笑顔で俺の答えを聞かずにパンを食べないでくれ。
って、もう食べ終わってるのか!?」


「アレンは初任務前に10分で伝説を作った男だからパン一個くらいペロリと食べるさね。」


「…俺には真似できないな。」


「されたら困ります。」


end

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