10/27の日記

20:11
銀魂部屋(GX夢主人公)
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「なに、あの子。」


「結野アナだって姉さん。
よく銀時さんがテレビ前でデレデレしてるだろ?」


「それは分かってるわよ、私はどうしてそのアナウンサーが万事屋にいるのか知りたいのよ。」


万事屋メンバーがよく使う部屋を凝視する。
姫路は興味がないのか本を読みながら音楽を聞いていた。
超有名人がここを訪れるのは別に珍しくない。
そう考えているからだ。


「姫路、お前はどう思う?
あの銀時が女を連れてきたぞ。」


「……楽しそうね、カガリ……」


「なぁに、彼女がここに来てからの銀時の様子がおかしいだけだ。」


「…まぁ…
……普段以上にテンションは高いわね……」


だが自分には関係ないこと。
自分は万事屋の居候であって従業員ではない。
彼らにどのような仕事が来ても関係ない。
……まぁ、現実は知らないうちに深く関わるケースが殆どだ。
紅桜に吉原に……
いや、これ以上は考えるな。
過去を振り返るのを止めた姫路は次のページをめくろうとした。


「「!!!?
皆、伏せろ!!/伏せなさい!!」」


急に叫んだカガリとアイリス。
ウィリアムと姫路は彼女達を凝視し、銀時達はこちらの部屋を覗き込む。
刹那、壁が吹き飛んだ。


「…っ!?」


「な、なんだ…!?」


吹き飛んだ壁。
鼓膜を破るほどの衝撃音。
姫路はカガリの後ろに下がり、アイリス達は反射的に武器を構える。
ガラガラ…と落ちる破片。
崩壊により生じた砂埃で視界が悪い。
しかし、これだけは分かった。


「(……何か、いる?)」


だが、何だ?
風により良くなっていく視界。
耳に入るのは風の音だけでなく、何かの呼吸音。
良くなった先を凝視すると。








巨大な鬼がこちらを見下ろしていた。









end

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