11/07の日記

22:43
狩人部屋(ゴッズ男主)
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注意
ヒソカの台詞にハートやスペードの記号があります。




殺気に包まれた空間。
しかし今までくぐってきた戦場に比べたら彼らの実力が低く、あまり緊張感を持てない。
流石に目の前にいるピエロに迫られたら違うが。


「おや、僕の顔に何かついているかい♥?」


「メイクが気になっただけさ。
流石clownだ。」


「ふふっ、ありがとう♠」


トランプの塔を作りながら会話を交わす2人。
フィーネはお茶を飲んでいるだけ。


「それよりフィーネ。
良いのかい、こんなところでお茶なんかして。
あの可愛い子供達と探検に行かないのかい?」


「飛行船内を探検しようって誘われたけど断ったわ。
男の子達の体力についていけないわよ。」


「またまた♥」


瞬間、フィーネの真横にトランプが刺さる。
彼女はあっさりとかわしたおかげで直撃せずにすんだ。


「そんなに良い動きをしているのに、あの子達の体力についていけないって?」


「良い動きをする=体力があるとは限らないでしょう。」


「くくっ、それもそうだね♠」


「ヒソカ、もうタワーは作らないのか?」


「そんなにもっと高いタワーを立てて欲しいのかい?」


「Yes.
俺、トランプタワーなんて初めて見るからさ。
どこまで立つのか見てみたいんだ。」


「僕とヤりあってくれるのなら良いけど。」


「戦うんだったらokだぜ。」


「おや、残念。」


ヒソカの怪しい発言にあっさり返したカリアはじーっとトランプタワーを見る。
このトランプには念の糸はついてない。
それなのにここまで立つなんて奇術師は凄い。


「じゃあ、私はそろそろ寝るわ。」


「おや、そうかい。
おやすみ♥」


「Good night、フィーネ。」


ふわぁ、と欠伸をするフィーネは立ち上がった。
背伸びをした彼女はそのまま手をひらひらとする。


「ところでカリア。
彼女って本当に13歳?」


「Yes。
(本当は16年暮らしていたけど。)」


フィーネは13歳の時に死に、それ以降時が止まっていた。
肉体年齢は13歳か14歳くらいなのだ。
だからこの世界では13歳としてとうしている。


「そうは見えないねぇ。
少なくても彼らよりは生きているような気がする♥
それで、カリア。」


「What’s?」


「僕とヤらないかい?
邪魔者もいなくなったことだし。」


身を乗り出し、カリアを押し倒す。
カリアは少しだけ目を見開いたがすぐに笑みを浮かべた。


「【ユルルングル】。」


「シャァアアア!!!」


カリアの頭上から現れた赤銅の蛇。
ヒソカはすぐに念を纏ったが、精霊には関係ない。
ユルルングルはヒソカの体に噛み付き、毒を注入した。


「っ!??」


「紹介してなかったね。
俺の大事なfriendさ。」


一瞬で体内を駆け巡った毒。
腕を切り落とすなんて選択肢は与えない。
カリアは動けなくなったヒソカを退けて、立ち上がる。


「Sorry,俺には嫉妬深くて大切なboyfriendがいてね。
そう簡単に他の男と関係は作りたくないんだ。」


「おや、残念だよ♠」


「よくユルルングルの毒が回っているのによく喋れるな。」


「フフッ、流石に驚いたよ。
今後は気を付けないとね。」


「油断大敵だぜ。
確かに俺は念使いじゃない。
But、この世界でやっていけるだけの能力はある。」


「それがこの蛇って事かい?」


「さぁな。」


「ふふっ、ますます君に興味が湧いたよ。」


「これを機になくして欲しかったんだけどなぁ……」


END

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