暗いモノ

□助ける事ができない俺
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コンッコンッ

「失礼します」

中に入ると、五代目は俺を待っていたのか、客人用の椅子に座っていた

「待っていたぞカカシ。取り敢えず前の椅子に座れ」

そう言われて俺は五代目の目の前の椅子に座った。

「で、用件は何ですか?」

「あぁ…ナルトの事なんだが…」

ナルトの事?もしかして俺がナルトの事ずっと見てるってばれた?キャッ!恥ずかしい!
なんて馬鹿な事思っていたがそれはそんなただ事ではなかった

「この頃よくない噂を耳にするんだ・・・」

「よくない噂…? 」

五代目の表情がよろしくない。少し鼓動が速まる

「住民の話しだとな…ナルトは人のいないところに来ればクナイで自分の体を傷付けているらしい」

ナルト………が?
まさかあのナルトが?

「そんな…何かの見間違いでしょう?」

「私もそうは思ったんだが…実際に目撃してるやつが何人もいるんだ」

五代目が言ってる事はあながち嘘ではないそうだ。


「何かしらの理由があって精神が不安定な状態なんだろう。もしそれが本当ならナルトを攻めても逆効果だ。…そこでだ。お前に任務を言い渡す」

「任務・・・ですか?」



「ナルトが安心できる場所を作ってやれ」
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