過去拍手部屋
□夏ですね
1ページ/1ページ
◇お礼文◆
「あ〜〜づ〜〜〜い゛ぃ〜〜〜〜!!」
扇風機の動きに合わせ、顔を扇風機に向けて話す。
「三郎!小学生みたいなことするなよ!!」
「雷蔵、そんな馬鹿ほっとけ。てかあぢぃ!!!」
「竹谷…豆腐……」
「「「兵助!!!」」」
暑さで倒れた兵助を団扇で仰ぎながら雷蔵と竹谷は三郎を睨む。
「ちょ!なんで私なんだ!?」
「三郎が扇風機独占するし。」
「あついあつい言い過ぎなんだよ。」
「なッ!そもそも竹谷の部屋のエアコンが壊れてるのがおかしいだろ!!寮には完全設備されてたはずだ!!」
「それも承知して、俺の部屋で勉強会やろうと言い出したのはお前だろが!!」
「2人共うるさいッ!兵助がかわいそうでしょ!!」
暑さでイラつく3人は仕方なしに兵助の顔を見る。
「美人。」
「黙れ馬鹿ハチ。」
「黙れ変人。」
「馬鹿2人黙れ。」
外で鳴くセミの声が聞こえるほどの沈黙が訪れる。
ミーン…ミーン…………
「あとでプールでも行くか。」
「ついでに花火でもしようぜ。」
「兵助には水分とらせる為にスイカ食べさせよう。」
「…豆腐。」
「…このやろう。」
夏休みは、短い
‐END‐