歌
□水風船
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友達関係のあなたと二人で来た、近所の夏祭り。
何もかもが久しぶりで懐かしい。
わたあめ、金魚すくい、リンゴ飴。
あなたと、隣に並んで歩くのも…
胸が騒ぐ。
太鼓の音が、やけに響いていた。
二人、笑いあって人々の間を通り抜ける。
ふと、指の力が抜けた。
気がついたら、もう遅かった。
あなたに取って貰った水風船。
地面に落ちて綺麗に破けてしまった。
その時にはねた水が、気合を入れて着てきた浴衣の裾を濡らした。
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