BL小説
□愛しい人
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俺は、多分世界一幸せだろう…
【愛しい人】
窓から差し込むやさしい朝日が白いベッドを照らす
隣には、跡部がまだ寝ている…
昨日から家族が出掛けているから家に跡部を呼んだ。
ぼやける視界…
「眼鏡…」
枕元に置いた眼鏡を手探りで探すが見つからない…、仕方なく体を起こして見たがやっぱり無い。
すると隣から微かに笑い声がした
「跡部起きてたのか」
「まーな、それにしても度がきついな」
「目が悪くなるぞ、返せ」
「手塚は、眼鏡が無い方が良いんじゃねーか」
「眼鏡が無いとお前の顔がよく見えないだろ」
跡部から眼鏡を外すと目尻に軽いキスをした。