BL小説
□氷の帝王
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「ハァ〜、最高や」
「テメェ…最低ぇ…」
悔しくて涙目な跡部
「ん?もっかいして欲しいん?」
「ち、違う!!つーか解け」
「メッチャええ格好なのになぁ〜…「侑士好き」って言ったらほどい…て…」
ギロッ!!
「…すんまへん」
ハラリ…と解くと
バキィッ!と忍足を蹴り飛ばす
「この俺様を襲うなんて百年早い!!」
のびきってる忍足を置き去りにし
部室にいこうと外に出る
もうとっくに部活は、終わっているのに、テニスコートから音がする
「アン?宍戸か?」
最後まで残るのは、いつも宍戸だ。
気になってコートに行くと
「アン…‥おまえら」
その他のメンバーが空いたコートをつかって練習していた。
「頑張るのは、良いが程々にしろよ」
「跡部さん!!」
ドタドタと集まる
『なんか子犬みたいだな』
「跡部さんにいわれたように皆しっかり練習しましたよ」
「フッそうか、よしお前等の練習にこの俺様が付き合ってやるよ」
「本当ですか!!やった♪」
氷の帝王跡部景吾は素直な、後輩には優しいのだ…。
完