BL小説
□届かない青空
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「仕方ない、樺地背負っていけ」
「ウス」
うっすらと目をあけると
前を歩く君の姿が
「樺地の背中広くて暖かくて大好きだよ〜…でもちょっとおろして」
樺地は、優しく俺を降ろした。
俺は、そっから勢いをつけ走りだす
ぴょーんっ
「うっ、!ジロー?」
「今日は、跡部がおんぶして〜」
「アン?なんでだよ」
「なんとなく〜」
君の背中には、届かない
そう…
それは、まるで空のよう
近くにあるように見えて
届きそうなのに
届かない。
君は、空…。だったら俺は、自由な雲にでもなろうかな?
〜fin〜
青空と原っぱと跡部とジローと樺地を思い浮べて。
優しい気持ちで読んでもらえると嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました!!