BL小説
□俺等の証
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食事が終わると部屋に戻る跡部は、ベッドに乗り俺は、釣り竿を整頓する
この時いつも跡部は、「俺様と○○」と聞いてくる
確かこの前は、…
『俺様と釣りどっちが好きだ?』
たまに意地悪したくなる
『釣り』
『!!?…』
怒ったような泣きそうな表情を浮かべシーツに包まる
『もうしらね!!手塚なんて、帰れ!!!』
ここは、俺の家だ
『冗談だ』
この言葉を聞いた跡部は、ひょこっと顔を出し嬉しそうに
『俺様が何より一番好きなんだろアーン?』
『あぁ』
それを聞いて満足したように抱きついてくる
いつもの週間だ
その前は、俺様とうな茶だったな…、今日は、何だろう
「なぁ手塚」
「何だ?」
「触っていいか?」
「え?」
想定外のことに少しビックリするが優しく微笑み
「良いが、どうしてだ?」
「何となく」
手を伸ばし眼鏡を外し頬を撫でてくる
顔を近付けまじまじと見てくる
悪戯に俺の顔を弄るもんだから