BL小説
□昔も今もそのままで
3ページ/3ページ
ギュッ―
と宍戸に後ろから抱き締められた
「…宍戸なんのつもりだ」
「だってよ、お前泣きそうな顔すっから‥つい」
「何言ってんだバーカ…離せよ」
「…ない」
「え?」
「離したくない…跡部のこと」
これ以上俺の頭の中を混乱させんな―
宍戸はそのままわざと俺様の耳に吐息がかかるように話始めた。
昔の事…。
「たく…お前…やっぱ変ってねぇな」
俺様が少し抵抗すれば逃げれる…
と思ってたのに逆に床に押し倒される
「変わっただろ?」
「…フンッ…」
俺の知らないお前が居ても
俺の知ってるお前がいても―
結局同じなのかもしれない
「帽子やっぱいらねぇ」
お前が居た証しなんていらねぇよ
お前が居なきゃ意味がねぇ…そうだろ?アーン
end
・後味悪ッ…
12/25改良