BL小説

□俺の主導権
3ページ/4ページ

「あーあれ跡部の車じゃん?」

「?!」

ドサッ

「いったぁ…」

どこからともなくジローと岳人が現れた。
…多分部活帰りやろうけど
二人の登場に
いきなり跡部の支えが無くなった。不可抗力ってやつやろか?俺は跡部の太腿に顔面ダイブ

「やっぱ跡部だ、ちょ侑士倒れてんじゃん大丈夫かよ」

「アーン?コイツは、まぁ大丈夫だろう」

あー…なんや制服丈短すぎ肌見えとるやん…
フッしめた。

「…で宍戸がねぇ〜」
―ペロッ

「!!?」

「アレ跡部?どしたの?」

「…いや、なんでもねぇ…お前等寄り道してねぇで早く帰れ」

「あーそうだな!んじゃ帰るか、行こうぜ?ジロー」

「う〜ん」

遠ざかる足音

「忍足…」

「ギクッ!!」

ズサッと後退るがいくら跡部の車でもすぐ捕まる

「テメェ…」

ひぃ――!!
犯される完璧ヤられる
と、その瞬間

ガチャッと運転手が帰って来る
…た、助かった
と思ったのも束の間

「行き先変更真っ直ぐ俺様の家に帰る」

そしてニヤリと笑い

「忍足…家でたっぷり可愛がってやるぜ?アーン」

あぁ、俺に主導権なんてもん…最初っから無かったんやろな。

つくづく思い知る忍足だったのだ

end
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ