novel

□Person of the only
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なんだろう…この違和感は。

間違いなく夫なのに、

異質な雰囲気を感じる―。


 ある晴れた日、チチは真っ白なシーツを取り込んでいた。

 今日も何事もなく平和な1日になるだろう。

 数年前から騒動に巻き込まれ続けてきた。

 夫が死に、生き返り、そしてすぐに大怪我をしたと思ったら自分に黙って宇宙へ行ってしまった。


 夫が宇宙に出て2年―。

 あれからここパオズ山は平和だ。


「お母さんっ!!」

 突然息子の声が降ってきた。

「悟飯、お勉強ほったらかしてどこ行ってただ……え……?」

「た、たでぇま……」
「ご、悟空さ……」

 振り向くとそこにはばつの悪そうな顔をして頭を掻く、妙な服装をした夫・悟空が立っていた。


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