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□【号外付録】夏季限定ラーメン事件という遊び
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※日清とガンプラの夢のコラボ発売記念作品。
ケロタマは付き合っていません。
「軍曹さぁん」
超空間が開く時はタママと確信していた。
案の定、ひょっこり顔をだしたのは可愛い過ぎる部下だった。
「おぉ!タママ。どうしたでありますか?」
わざと大袈裟に出迎える。
なんだか今日はご機嫌だなぁとタママを観察して思った。
「エヘヘェ〜。実はね…」口ごもりながらタママがにじり寄って来た。やけに溜める。
「ん〜?なんか後ろ手が怪しい!何隠してるでありますかぁ?」
我輩はタママに飛び付いた。キャーという歓声と共に盛大に倒れた。それでもタママが秘密の何かを死守しているので悪戯心がムクムクっと沸き上がった。
「あ〜、そっちがその気なら、こうだー!!」と言いながらタママの脇腹を擽る(くすぐる)。
「ひゃっはっはっはっ!くす…くすぐったいですぅ!わかっ…こ…降参ですぅ」涙目でタママは息を整えた。
「西澤家で先行発売されたんで…コレもってきちゃいました」
おずおずとタママが差し出したのはカップヌードルだった。だが…
「フォオオオオ!ガンプラァ!」
普通のカップヌードルにガンダムのイラスト。
そしてカップには色プラガンダムシリーズ史上最小 1/380スケールのガンプラがついてるではないか!
「ふぁあああ!でかした、タママ!!」
涙目で喜ぶケロロにハイとタママは差し出した。
「しかもなんと!シャア専用ザクU!」
わ、我輩!こんなに気の利く部下を持って幸せ者であります。
「タママ、ありがとうであります!」
タママはにっこりと笑って我輩の傍にちょこんと座った。
「軍曹さん、お昼になったしこのカップヌードルも一緒にたべましょう」
「うんうん、食べりゅ〜!」
と、言いながら我輩は既に製作準備に取り掛かっていた。
ちっこいガンプラを作りながら、タママお手製?のカップヌードルをタママにふぅふぅしてもらい、タママにあーんしてもらう。
あー・・・なんか至福の時でありますなぁ〜。