SSその2

□苺なのがお好き
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先ほどから苺飴を舐めているタママの横顔から目が離せない我輩。

美味しそうに小さな舌を出して、ちょろちょろ舐めている。しかも先っぽだけ。
何でその食べ方をするんだろうね、チミは!

いつものお菓子を頬張る満足げな表情だけじゃなくて・・・苺飴ってエロイ食べ物だったのねと我輩は関心した。
というか、タママの食べ方がエロイんでありますよ。もやもやと先日のタママの顔が浮かんできた。

今まで見たこと無かったその声、顔、仕草・・・
あ、いかんであります。鼻血でそう。
あれはあれで、すごく良かった。もっともっと大切にしなきゃと思ったし、結ばれて満たされて凄く嬉しかった。感動すら覚えた。
でもでも!更に貪欲にタママが欲しかった。

一度してしまえば、満足できるかと思ってた。
だって、我輩もういい歳したオッサンだからさぁ。
なのにさ、なまじ経験値踏んでるもんだからもっと色んなタママを見たくなってくるわけよ〜。かぁー!

なんつーか、その・・・満たされるだけじゃなくってさ。こう・・・ね。もっと獣じみたっていうか官能的というか、エッチぃ事をさせてみたいんだよね!あれもしたい。これもしたい。教えたい。
などと考えながら、じっとタママを盗み見する。

「あ、さきっぽが出てきたですぅ〜」

その台詞・・・どうなのよ。
というか我輩はどうしたらいいの?

「うーん、身を噛まない様に食べるのって大変ですぅ。」

すると今度は全体を加えて、唇を窄めて上下に動かし始めた。
流石にコレは目に毒過ぎる。

「!!!タママ、そんなお行儀の悪い食べ方しちゃいかんであります!」

「えー、だって舌が疲れてきちゃったんですぅ」

「だってもクソもないであります!大体ねー、なんで苺飴なのに先に飴だけ食べようとするのかね?」

「なんか別々に制覇したいんですぅ。」

うぅん・・・確かにその別々にってのはやった事がある。チョコでコーティングされたグミの外側のチョコだけ食べてからグミを味わうとか子供の頃よくやったなぁ。

「タママはお子ちゃまだねぇ〜」

つい、口がすべってしまった。タママが気にしているの分かってる癖に、我輩のバカバカバカー!

「僕は子供じゃないですぅ!」

むくれたタママはそっぽを向いてしまった。

あーあ、そうやってすぐにムキになるところもやっぱり子供じゃないの。
・・・そこも我輩のツボだったりするんでありますがと心の中でノロけた。

なんだか急に意地悪したい気分になってきた。
多分、タママのそのヘンテコな食べ方をずっと見てきたからに違いない。

「ふぅん?大人はそんな事で拗ねないものでありますよ?」

「拗ねてないですぅ!」

「いーや、拗ねてるね!それに大人は苺飴をそんな風に舐めないでありますよ。・・・大人はもっと別なものを舐めるんですよ?」

「・・・別なのって何ですぅ?」
心当たりがなくて焦っているのか、上目遣いでタママは我輩を見つめた。

ハイ、ダメ。いまのでもう駄目。
我輩のエロツボ押したの、タママでありますよ。もう逃がしません!!
ゲロゲロリと不敵な笑いをすると、我輩はサッとタママを抱き寄せ、首筋を舐めた。

「ひゃぁッ」

慌てたようにタママは悲鳴を上げた。

前から思っていたけれど、むちゃくちゃ感度良すぎなんだよねタママ。

立て続けに、タママの好きな場所に舌を這わせて行く。

脇の下は恥ずかしいのか隠そうとするので「ちゃんと腕あげなきゃダミだよ〜」というと素直に力を抜いた。胸がソワソワするくらい愛しい。

苺飴を舐めるようにタママを舐めると、人工甘味料みたいに甘ったるい声をあげる。

とろけるような眼差しでこちらを見るタママに「しよ?」と囁くと、恥ずかしそうに目を閉じて「・・・ぅん」と返してきた。

くそ〜!不覚にもキュンときた!
そうやって何度も心を掴んで離さないでいて欲しい。そう思いながらタママの下半身に指を這わせる。ハリのある太ももを触れるか触れないかのタッチでゆっくりと螺旋を描くように撫で上げた。

「・・・ぅうっ・・ん・・・」
切なそうに声を押し殺してタママが唸る。
足ががくがくと震えている。
そ知らぬフリして、きわどいところで愛撫をやめる。そしてまた最初の位置から撫で上げる。

「はぁ・・・はぁ・・・」

その息遣いは益々獣じみてくる。

「我慢、なんでするの?」
耳元で囁くと困ったような顔で見返してきた。強情なヤツ。

我輩はタママの両足を掴むと大きく広げた。
そのまま前に倒す。
柔らかいタママの体は難なく曲がり、我輩の顔の前に丁度勾開がぱっくりと無防備にさらけ出されている。

が、それも束の間で尻尾が丸まって陰部を隠した。無意識なのか、それとも羞恥のきわみか?隠す様子も可愛いくて好きだけど・・・今はもったいぶらないで全てを曝け出してほしかった。

「タママぁ〜隠しちゃダミでしょ?ほらほら。尻尾を下げるでありますよ」

そう言いながら、尻尾を撫でた。
「あぅ・・・ぐんそうさぁん・・・」
恥ずかしいのか手で顔を隠している。
コイツ・・・可愛すぎる。
まさにライク・ア・バージンってやつだ。

ゆっくり顔を近づけると艶めいた紅舌を、自分の舌で突く。するとよがり声を上げながら、タママは体を振るわせた。

「だめ・・・だめですぅ」
力の入らない手で、我輩の頭を離そうとする。その手を掴んだ。

「そんなとこ・・・」
「そんなとこも好きなの」

そっと口付けると舌先を硬くしてゆっくり舐めあげる。後から後から蜜が溢れてくる。夢中で舐めるが噴出す蜜は、我輩の首筋を伝ってゆく。

「ん・・・あぅう・・・」

瞼を小刻みに震わしながら、浮かべた煩悶の表情に我輩は気おされた。

ちょっと前まではタママ自身も知らなかったであろう淫靡な声・・・その声がもっと聞きたくて、喫花椒を楽しんだ。
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