SSその２
□苺なのがお好き
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ぴくっと淫らにタママのそこが震えた。
我輩は一旦体を離すとタママの腰の下に枕を敷いた。
そうして口付けを落とすために、前方に全体をそっと動かした。とば口を我輩のものでいっぱいに満たしてゆく。
枕を下に入れた事で、より侵食できる。
「ああっ･･･」
タママの息を吸い込む音を口でふさいでしまう。片方の手は絡ませた。
そのまま上も下も手も、くんずほぐれつになりながら律動する。密着する範囲が増え、ハリのある皮膚の感触が気持ちよくて強く抱きしめた。
タママのもう片方の手は我輩の肩に回っている。くぐもった嬌声が心地よくてうっとりとしてしまった。気息を計るように突き進む。
「ん･･･ぅぐっ･･･んぅう･･･」
なんて締め付けてくるんだろう。良過ぎておかしくなりそう。
頭の隅がボーッとしてきた。
多分酸欠のせいじゃないと思う。あー･･･タママが可愛いせいだ。
「ぷはぁ！」
「んあぁ･･・あっあぅあぁ」
どうにも苦しくなって唇を離すと同時にタママの声がだだ漏れた。
それを遮るようにまた口を落とす。
「んふぅ･･･」
「んぐっ！」
苦しそうにタママが呻いた。
はぁ･･･もっとであります。
もっともっと気持ちよくなって。みだれて。
呼吸しづらいから、苦しいんだけどそれが更に興奮を誘う。
「･･･はぁ、タママ･･･可愛い･･･ちゅっ･･･」
「ひゃうぅ･･･ぐん･･･はぁっ･･････」
一瞬、タママが掴んだ手に力が入った。
我輩は動きを止めた。
「タママ。今イッた？」
「！！！そんなの知らないですぅ！」
「でも、すげぇ痙攣したよね？」
タママは真っ赤になって顔を背けた。
ぎゃーーーーーー！！！
鼻腔から暖かいものが落ちてきた気がしたがどうでもよかった。
タママ、タママ、タママ！
頭の中で愛しい人を連呼する。
何、今めっちゃ嬉しくてたまんないんだけど。不貞腐れるタママの頬に何度もキスの雨を降らした。
「そんな照れなくてもいいでショ？ああ、可愛い。むちゃくちゃカアイイ！タママ、可愛い過ぎるであります！」
「も、もぉ！違うですぅ！そんな事聞いてくるなんてデリカシーないですぅ！中学生ですかぁ！」
「なんとでも言え！うーん、可愛いよぉ〜我輩のタママ」
タママの否定なんて聞こえないもんね〜。
今度はもっと顔を観察してやろう。
我輩はある愛ある悪戯を思いついて、不遜に笑った。