BLEACH短編

□ばかやろう
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「なあ、リュー、何みてんだよ」


見たらわかるだろ


テレビ見てるんだよ


「なー、無視すんなって」


グリムジョーのせいでいまテレビの音全然聞こえなかった、馬鹿ヤロー


「リューっ」


ぎゅー――


『なっ、何!!!』


こ、こいつ!

いきなり抱きついてきた!なんなんだぁっ!!


て、テレビ見てるんだよこっちは!


「やっと反応したか」


『な、なんか用』


「用なんかねえよ、かまえ」


かまえって、ガキか・・・!


『いやだね!私今テレビ見てるもん』


「テレビなんかより俺を見ろよ」


なんっつー俺様!なんでアンタをみなきゃなんないの?!わーたーしーはーテレビ見たいんだって!

いい加減その腕を離せ


『グリムジョー、』


「やだ、誰が放すか」


『ガキかっ』


「ガキでもいい、テレビなんかにリューを渡したくねえんだよ」


えぇ〜・・・なにその嫉妬ウザ!


「ってわけで・・・」


『こ、こらグリムジョー!

抱きかかえるな!どこに連れていくつもりだ!』


「ベッド」


『フザケンなっ』


「いだっ」


ふん、どうだ、私の渾身のゲンコツは痛いだろう!


「なー、リューは俺のこと好きじゃねえのかよ」


『なっ、何いってんのよ・・・!』


「リュー〜」


『だ〜か〜ら〜!!』


抱きつくなっ


し、心臓が持たないんだってばっ


「俺は好きだぜ、リューのこと

愛してる」


ちゅ――


『グ、グリムジョーぉぉっ!!』


か、勝手にキ、キ、キスするな!


「顔真っ赤、可愛いな」


『やめて、』


ほっぺたつんつんすんな!


「かわいーヤツ

な、リュー、俺のこと好きか?」


『・・・わ、わたしは・・・!す、好きじゃないヤツの部屋でテレビなんか見ない!バカ!!言わせんなハゲ!』


「ハゲてねーよ」


『ふんっ・・・』


「拗ねるなよ」


『拗ねてないっ』


「ったく、」


『こっちのセリフよバーカっ』


「やっぱかわいくねーやつ」


『余計なお世話だ』


ちゅ――


だ、だ、だから!


『きゅうにキスするなあっ!!』






EnD






 

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