BLEACH短編
□あなたがすてた
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私リューは最近、よく物を失くしてます
なんでかって?それは私が知りたいぐらいですよ、・・・いや、まあ・・・心当たりがないわけではないんですがね・・・
ホラ
あそこですよ、3メートル後ろに隠れている彼です、カメラを携えた彼です、霊圧が隠しきれてないアホな彼です
そうです、ウルキオラ(変態)です
あいつは人の部屋を盗撮、盗聴してしまう変態なんです、私が何度怒って、注意してもその都度、恍惚とした顔をしているので私はもう怒ることを放棄しました
あれこそ、真の変態と言うのでしょう
さあさあ、彼が動き出しましたよまったくもって恐ろしい!
「やあリュー、今日もいい天気だなこんなに太陽がサンサンだ」
『何言ってんだ虚圏は常に夜よ』
「そうだったな、リューを目の前に緊張しているらしい」
だったら話しかけるなこの変態!
「今から何処へ行くんだ、部屋か?」
『別にどこだっていいでしょ』
「ツンデレか!」
『なんて?!』
「前々から思ってはいたがやはりリューはツンデレだったのか、だから俺に冷たいんだな、恥ずかしいんだな!」
違う、
断じて
違う
『もー、やめてよすぐそうやって妄想繰り広げるの!
ってゆーか!アンタまた私の部屋から勝手に物盗んだでしょ!枕が無くなってたんですけど!!』
「おおおおお、俺じゃない!」
『動揺しすぎだろ!怪しすぎるわ!!』
「おおおお、俺はゴミ箱に捨ててあった使用済みのストローとハシしか持っていって無い!」
『なんてマニアックなもの持っていってんだー!!!!
この!変態!!何に使うつもりだ!』
「オレが使用するが?」
『 普 通 に 言 う な ! 』
「残念だったな」
「貴様が捨てた物の再利用、
つまりエコなんです」
何故開き直ったー?!?!?!
『何処がエコだ!!』
「甘いなリュー、スプーンやフォーク、そのた諸々も盗んでいる!」
盗んでるって言っちゃったよ・・・
「ついでに言うならば枕は盗んでいない、あとでちゃんと返す予定だ」
『やっぱオマエかよ!!』
「枕に頭をのせるとセンサーが反応して枕から俺の声が流れるように改造するつもりだ、どうだ、嬉しいだろ?」
『そんなもんいらんわ!』
「そうか、ならばオレが貰うしかないな」
『ウルキオラ菌、略してウル菌がいっぱいついてそうだからいらない、うん、あげるよ』
「公式でリューからプレゼントをもらえるとは思わなかった、こんど礼にオレのパンツでもやろう」
『いらんて!』
「遠慮などするな、俺もリューのパンツを貰っているからな」
『貰っている× 盗んでいる○』
「そうともいうな」
『100人中100人それは盗みだって言うよ』
「ちゃんと利用もしている!」
『何に?!』
「藪から棒だな、そんなこと聞くのか、それはだな『言わなくていい!!』そうか?」
ナニを言うつもりだったんだ・・・危ない奴め・・・!!
「ちなみに、先ほど貴様が使っていた昼食のハシは俺が再利用させてもらった」
もうこんな変態いやだ・・・!!
End
お題元:確かに恋だった