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□成長ファイル02
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「リューちゅわぁぁぁああん
おとーさーんでーすーよー!!!」
「リューちゃぁぁああん、お兄ちゃんですよぉぉおお〜〜!!!」
「なんだい、ウルキオラ、私の邪魔でもする気かい?」
「愛染さまこそ、俺の妹になにか用ですか?」
嫌な予感しかしない
「・・・なんか変な声、しねえか?」
ちなみに今喋ったのはグリムジョーで、私はグリムジョーの自宮でくつろいでいる
そこにディ・ロイとイールフォルトもいた
「また、アレか・・・?」
私はこくりと頷く
アレ、とは・・・私を作った変態と私の元になった変態が発作的に変態衝動にかられることだ、だいたい被害者は私
「お前、変態変態って、なんのことかわかんねえよ」
なぜこいつはたびたび私の心の声を読みとる?
いや、そんな些細なことはどうでもいい
月一ペースでその発作が起こるから私は虚夜宮を出て行きたい、切実に
「今日は大人しくここにいた方がいいな、念のため霊圧も隠しとけ」
「リューちゅわぁぁ〜ん、こーこーかーなー?」
「お兄ちゃんとあーそーぼー」
お、遅かった・・・!!!!
ヤツの声がぁぁあ!!!
「お、落ちつけ!焦るな!冷静になれ!!あっちの窓から出るぞ!」
そう言ってグリムジョーは私を抱えあげる
早くこの場から離れたい!
ヤツらのウザさとキモさは半端ない!!!!
「イールフォルト!ディ・ロイ!ここはまかせた!」
「リューの為だ、わかった」
「まかせろ!」
「サンキュー」
こうして、私とグリムジョーはドアとは反対がわの窓から逃げた
「また、みてェだなァ?」
「ノイトラ!てめェあいつら止めて来い!」
「俺に指図してんじゃねェよ」
ちょっと・・・!こんなところで喧嘩をしている場合ではないのだよ!馬鹿かアンタら!そしてグリムジョー!お前はさっさと私を下せ!
「リューを俺に任せてテメェが止めて来いよ」
「あぁン?テメエじゃリューが不安だろうが!コイツは俺に懐いてるんだよ」
私はペットかなんかか!
「何を騒いでいる?」
『アポロン』
「・・・リュー、そのあだ名やめてくれるかな?」
いいあだ名なんだが
「アレが始まったんだよ」
「ほう、リューも大変だねえ」
そう思うなら助けてくれよ
「僕は他の破面たちにもこのこと伝えてくるよ」
「そうか、十刃総動員であいつらを鎮圧させねえとな
っつーわけだ、ノイトラ、テメエもヤツらのところ行け」
「チッ、リュー捕られんじゃねえぜ?」
「ったりめーだ、二度とあんな悲惨なめに・・・!!」
ヤメロ、思い出させるな
嫌な思い出なんだから
あの時と言ったら・・・うぐっ
そうあれは生まれて1年目だ、私の姿がちょうどロリコン好きにはたまらないくらいの体系のとき・・・・・・
「なにのんきに過去(トラウマ)思い出してんだよ、ヤツらの霊圧が近づいてきてるぞ!やっぱイールフォルトとディ・ロイのやつじゃあ足止めにはならなかったか・・・
じゃあなノイトラ、任せたぜ!」
うぉおっふ・・・
急になんの前触れもなく響転を使うな
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