のんびり小説

□結婚闘魂行進曲!?
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「ところでトランクス君、次のお誕生日で何歳だったかな?」


商品を届け、帰りがけに男は言った。


「次で10歳だよ!」


彼はカプセルコーポレーション専属の販売員。
超大口先のブルマのママやブルマの買い物は必ず彼が届ける。
その際しっかりと新しい商品を売り込み、次に繋げる。

今のは次回の為のリサーチ。
彼には考えがあり、これが成功すれば大きな契約になる。
息子の歳位頭に入っていたが、一つの会話として聞いた。


「10歳かぁ。大きくなったね。顔立ちも益々お父様に似て、男前だねぇ〜」

言われてトランクスは上機嫌になる。

「パパとママは仲良しかい?」

「うん!時々ケンカもするけど…アツアツってやつ!」

苦労するんだ俺も〜
と口を尖らせるトランクスに販売員はにっこりと笑う。

「仲が良いのは何よりだよ。トランクス君が10歳という事は、パパとママは結婚して10年になるねぇ。何かお祝いするのかな?」

「え〜っ!パパがそんな事するわけないよ!」

大げさに驚くトランクスに笑いながらも販売員は続ける。


「だけどね、そんなパパが内緒でお祝いしてくれたら、ママはきっと喜ぶだろうなぁ〜」

販売員の言葉にハッとなるトランクス。
並外れたパワーを持ってはいるがまだ10歳。
トランクスは母親が大好きだった。
『ママの喜ぶ顔、見たい!!』


「それ!いいかも!!」
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